ユーロ危機を引き起こしたギリシャ問題とは

 

2011年現在、世界的な大問題となっているユーロ危機。EUが発足して以来の大きな危機を迎えています、その一番の元凶はギリシャにある、ということは聞いたことがあるでしょうか?ギリシャ危機と言われ、ギリシャの経済が破綻してしまったことがユーロ圏の経済にも影響を及ぼし、一大通貨危機を招いているのです。ということは、このユーロ危機を理解するにはギリシャ問題のことを知らなければならないということになります。ギリシャで何が起こったのか、見ていくことにしましょう。

直接的な原因

この問題の発端と言われるのが、2009年10月からのパパンドレウ政権でのこと。この時カラマンリス旧政権が行ってきた財政赤字の過小評価と隠ぺいが明らかになったのです。大きな財政赤字を公にすると信用を失い、その国の経済をさらに悪くすることになります。さらに、ギリシャの場合はEUに参加する条件としてある程度債務が小さいことがあげられていたので、それをクリアするためにその当時から粉飾が行われていたとも言われています。このような理由により、財政赤字は少なく公表されていたのです。

結果

本当のことが明るみになったことで、ギリシャが実は大変な事態になっているということがいきなり世界に知れ渡りました。ギリシャの財政赤字はGDPの13%近くに膨らんでおり、債務残高もGDPの113%でした。これはとても大きな数字です。

このように財政状況が良くなく、さらにギリシャが発行している国債の価値が下がることで、それまでにギリシャが抱えていた債務を支払えない可能性が出てきました。この状態をデフォルト(債務不履行)と言います。そうするとギリシャに集まっていた投資マネーは国外に逃げていき、財政はさらに悪化し、ギリシャで使われていたユーロの価値も下がってしまいました。さらに同じユーロを使っている国々にも飛び火して、ユーロ危機という大きな問題につながったと言うことなのです。

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